宗信寺かわら版

ここは宗信寺からのご連絡やご報告、また、お寺とご縁ある方々にご登場いただく情報コーナーです。

コーナー
宗信寺の檀家さんや信者さんをご紹介させて頂きます。



七面山登詣
七面山登詣   七面山登詣

11月1〜2日の日程で七面山登詣修行が行われました。
今回は神奈川・東京在住の方々をはじめ、静岡・大阪・神戸と遠方からご参加の皆様も含め、総勢20名で晩秋のお山を満喫して参りました。
例年ですと、この時期は天候が変わりやすく、途中雨に降られることも珍しくないのですが、今年は登りも下りも素晴らしい天候に恵まれました。ここ数年恒例になっております“御萬ノ滝”での水行には今年は7名の勇者が挑戦し、心と体を清めました。
最年少は満4歳の男の子から、最年長70歳代?のご婦人までみんな怪我もなく無事に下山することができました。
初参加の方々も多かったのですが、皆さん其々に感ずるところがあった様ですね。
願わくは、そうしたお山での体験を日常に活かして頂ければ、下山後数日間の筋肉痛も心地よしと言ったところでしょうか。
来年もより多くの方々とお山に登れますことを心から願っております。

お会式
お会式

10月13日(月)、日蓮宗の開祖であられます日蓮大聖人の御命日に第727回目のお会式法要が営まれました。
当日は体育の日で休日ということもあり、多くの檀信徒の皆様の御参詣を頂きました。
日蓮大聖人は鎌倉時代を“末法の世”と位置付けられ、法華経の教えにそった生き方、社会の創造の大切さと必要性を説かれました。
時の北条幕府に対しては「立正安国論」を差し出し、世直しを提言されました。以来、佐渡流罪に代表される様々な迫害、弾圧を受けることとなりましたが、日蓮大聖人の志は決して変わることも揺らぐこともなかったのです。
その日蓮大聖人の御心を継承すべきが我々なのです。
日蓮大聖人がご活躍なされた鎌倉時代同様、現代もまさに”末法の世”です。
世の中には悪がはびこり、みな権力に群がり、富を貪欲に求める。人の為に自らを施すことなど何の意味もないといわんばかりの世相です。
“不惜身命”。この言葉は角界の現貴乃花親方が、現役時代、横綱昇進の挨拶のとき用いた言葉として、広く知られましたが、もともとは法華経の中に出てくるお釈迦様のお教えのお言葉です。危機的状況にあった鎌倉時代の日本を自らその身もその命さえも惜しまず救おうとしたのが日蓮大聖人だったのです。“不惜身命”肝に銘じておきたい言葉の一つです。

秋季彼岸会

9月20日(土)より26日(金)の1週間、秋のお彼岸を迎えました。
昔から、“暑さ寒さも彼岸まで”と申しますが、今年も例外ではなくそんな季節の節目にもなったようです。
話は変わりますが、お寺は石屋さんやお花屋さん、はたまた仕出し屋さんなどいろんな業者の方々とのお付き合いがあるのですが、そんな方々が口をそろえておっしゃることに“宗信寺さんは本当にお墓参りの方が多いお寺ですね”という一言があります。
私のような住職の立場にいますと、よそのお寺様のお墓参りの状況などは知っていそうで、じつは皆目見当がつかなかったりするのが正直なところなのですが、いろいろなお寺に出入りする業者の皆さんが言う言葉にはなるほど説得力があるのかも知れませんね。
私にはこれはとてもうれしい褒め言葉に聞こえます。
何故なら“ご先祖様を尊ぶ”、“より多くの方々がお寺にお越しになる”、こうしたことは私自身、住職として日々心がけている大切な事柄に他ならないからです。
「宗信寺はなんだかお参りしづらくて・・・」などといわれるようなことがあっては住職としての資質が問われるところです。
この時期、お墓にはコスモスの花が咲き乱れていましたが、調度お参りに来ていた小さな女の子が「お花畑みたいだね」と言っていました。
そんな言葉も私にはとてもうれしい一言でした。

施餓鬼法要
施餓鬼法要   施餓鬼法要

去る8月17日(日)午後2時より、お施餓鬼の法要が宗信寺本堂において厳粛に営まれました。
前日までお盆ということでしたが、翌日に営まれました法要にもかかわらず、本年も多くの檀信徒の皆様が御参詣になられました。
前日までは本当に厳しい残暑が続いていたのですが、この日は幸い残暑もひとだんらくといった陽気で例年のように蒸し返すような暑さもなく、少しだけ秋の到来が近いことを感じさせる様な爽やかな風に吹かれてのひと時でした。
ところで、4年前から私の愚息もこのお施餓鬼の法要に出座させて頂いております。
小学3年生の時に大本山清澄寺にて度牒を受けてから早や4度目の出座となりました。
お恥ずかしながら、日頃怠けているせいもあり、本人のお経は一向に上達致しませんが、温かい心で迎えて下さる御参詣の皆様にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
「もしかして住職の私より檀信徒の皆さんに人気があるのでは・・・」などと思いつつ、将来、お寺の住職の息子だから寺を継ぐというのではなく、小さい頃から自らに寄せられた皆様の御心にお応えすべく、しっかりとした志をもって仏道に精進してくれれば結構なことと、親心ならぬ師匠心をもって思いを巡らす今日この頃です。

8月盂蘭盆会

8月12〜16日、盂蘭盆会が営まれました。日頃はお仕事や学業などでついつい薄れがちなご先祖様や亡き御家族へ思いを馳せるこの時期、皆さんはどのような思いでお過ごしになられましたでしょうか。近況を報告されたり、御親族が集われて亡き方を偲ばれたりと、個々様々にお過ごしになられたことと存じます。
私はこのお盆の時期、ほとんどの時間を棚経で檀信徒の皆様のご自宅にお邪魔して過ごします。
御親族が集まっているお家も多く、この時期1年に1度だけお会いする方々もたくさんいらっしゃいますので、とても楽しみにしている時期でもあります。
正直、お話したいこと、またご相談なども多く寄せられますので、「お盆の時期がもう少し長ければいいのになぁ〜」と毎年思います。
ところで、伊勢原市にお住まいのTさんのお宅には、平成16年にご主人様がお亡くなりになられてから、毎年お邪魔しています。
Tさんのお宅ではお盆の棚経の日時に合わせて、お子様方やそのご家族、そして御親族も集まりにぎやかにお盆をお過ごしになられていらっしゃいます。
Tさんのお宅にお邪魔いたしますといつも“あるもの”を帰りがけにお預かりします。
その“あるもの”とは今は亡きご主人様に宛てられたお孫さんたちからのお手紙です。
「お坊さんから大好きなおじいちゃんにお手紙を届けて欲しい・・・」そんなお孫さんたちからの申し出があり、以来毎年お手紙を預かるようになりました。
たくさんの心のこもったお手紙をお受けになられて、亡きご主人様もさぞやお喜びになられていることでしょう。

境内大掃除

8月2日(土)、この夏を象徴するかのごとき猛暑の最中、今年も恒例の境内大掃除が行われました。
当日は30名ほどの檀信徒の皆様の尊い勤労奉仕を頂きまして、8月のお盆を前に境内の隅々に至るまでとても奇麗に清められました。年々、ご参加頂ける方々の人数も増えまた、仏具の取扱いなどの手際を良くなって、より短時間で効率よく清掃作業が行われているように感じます。きっと、ご自宅でもお掃除上手な皆さんなのでしょうね(笑)。
ご参加下さった方々、本当にお暑い中、ご苦労様でございました。

7月お盆棚経終了!

いまさら言うまでもないことですが、今年の夏は本当に暑いですね。そんな中、7月のお盆、そして棚経は例年通り行われました。7月にお盆を済まされた檀信徒の皆様、ご苦労様でした。
ところで、日本には7月のお盆と8月のお盆がありますよね。「何で???」と思われている方々も意外と多いのではないでしょうか。
この理由は暦にあります。
現在は西洋暦が一般的ですが、その昔日本では節分を年のはじめとする旧暦が用いられていました。お盆の習慣もその時代に日本人の生活に定着したわけです。
実際暦の上では両者の間におよそ1か月の時間的な差があります。
無論、西洋歴の方が早いので旧暦の7月は現在の8月に当たるというわけです。今では東京や都市部においては、7月にその他の地域は8月にお盆を営むことが多いようですが、実際にはその土地土地の農閑期などに行われることも多く、ある地域で は8月1日から、また別な地域では8月の後半がすべてお盆というところもあります。
また、東京に関しては「江戸っ子は気が早いから!」なんていう説もあるようです。


合同供養

7月4日、今年も大田区にある 東邦大学医学部にて献体をされた方々の合同供養が営まれました。数年前より同大学の教授先生方の依頼を受け、その年に献体をされた方々のご供養をお勤めさせていただいております。
今年は44名の尊い御志をもった方々の供養が解剖に携わる教授先生方と共に厳粛に執り行われました。同大学内には、「白菊会」という献体者の皆様の会があります。こちらにご生前登録をされた皆様が献体をされ、医学の進歩発展に大きな貢献をされているのです。ご供養をさせて頂く度に本当に心から頭の下がる思いで、尊敬の念が堪えません。
また、お棺には実際に解剖実習に携わった医学部の学生さんたちの感謝の言葉が添えられています。「皆様のすばらしい行いを決して無駄にしない様、立派な医 者になります!」等々。若者の意識の低下が何かと取りざたされる今日この頃ですが、学生さんたちの真摯かつ素直な言葉を拝見していると、「日本の若者もま だまだ捨てたもんじゃない!」そんな気持ちにさせられます。
学生の皆さん、志を忘れずに立派なお医者様になって下さいね。

私事ですが、女優の故夏目雅子さんの実兄であられます小達さんとのご縁がきっかけとなり私も骨髄バンクにドナー登録をしました。現時点ではまだまだ登録者が足りないそうです。
実際には骨髄提供時、全身麻酔が必要なことから、提供者にもおよそ20.000件に1件ほどの割合で事故がありえるそうです。しかしながら、病気と闘いな がら一生懸命に生きようとされている方の命のために自分が役立つのならば、ためらう理由などない気がします。献血は1年に3回行っています。これもまた多少なりともお役に立つことができればとの思いで、かれこれ20年ほど続いています。
大きなことはなかなかできませんが、今すぐに出来ることからでもコツコツと取り組んで行きたいと思っています。


宗信寺ホームページスタート!

長らく構想に構想を重ねてまいりました宗信寺のホームページの運営がいよいよ4月28日よりスタートいたしました。お寺のホームページは、正直、ありきたりなものが多いのですが、宗信寺のホームページはできるだけご覧になった皆様に役立つ情報も取り入れて行きたいと思っています。皆様の耳寄り情報やご意見、ご感想などお寄せ頂けますと幸いです。

「宗信寺ホームページ開設について」
森 総本家 「森 秀之 様」
森総本家 森 秀之様

春の彼岸も過ぎ、自然界は草木も芽を吹き花は咲きはじめました。また世の中は入学や新入社員等で新しい旅立ちがはじまりました。そういった中で宗信寺もホームページが立ち上がり新しい時代がはじまりました。

先日、息子の大学入学式に出席した際、学長の言葉の中に現代人が失いつつある「間」が三つあるという話がありました。「一つは、自分の時、二つ目は、場としての空、三つ目は人間同士のつながりとしての仲意識」との事でした。

このホームページをそういった現代人の失いつつある「三つの間」を取り戻すための手段として活用してみてはと思います。

初祈祷会
初祈祷会

13日午前9時より初祈祷会が行われました。本年は約130名の方々がご参詣くださり、にぎやかな祈祷会となりました。総代役員さんたちが前日から腕によりをかけて作って下さったトン汁は大好評で、多くの方がおかわりをして舌鼓を打っていました。無論、私もおいしく頂きました(笑)。年頭に掲げた皆様の祈願が成就することを心から願っております。皆様にご多幸あれ!

平成20年の始まり
元旦水行

今年も元旦零時の水行から新たな年が始まりました。平塚では珍しいことなのですが、水行時の気温は約マイナス3度とかなり冷え込みまして、樽の水面やスノコに氷が張るなど、まさに“身の引き締まる”水行となりました。寒さの中、お参りに来て下さいました皆様、本当にご苦労さまでした。